スマートフォンのレンズが一斉に向けられる現代、祭りのあり方はデジタル空間と不可分になった。X(旧Twitter)やInstagramには、初日から「クオリティが高すぎる」「もはや芸術の域」といった絶賛の声が溢れ、ニュースのタイムラインを賑わせている。
ネットの反応を見渡すと、精巧に作られたアニメキャラクターや風刺の効いた作品に対する称賛が大半を占める一方で、違ったトーンの声も混ざり始める。「立ち止まっての長時間撮影で通路が完全に塞がっている」「ベビーカーが通れない」。狭いアーケード内で三脚を立てる撮影者や、ライブ配信を行いながら歩く配信者に対する苛立ちの声だ。熱狂が拡散力を生む一方で、現場の快適性と安全性をいかに担保するかという現代的な課題が如実に浮き彫りとなっている。