この紫色の果実が世界的なアイコンへと育った背景には、情熱的なパイオニアたちの存在がある。2000年代初頭、ブラジルを旅したライアン・ブラック(Ryan Black)氏がアマゾン特有の濃厚な果実体験に魅せられ、友人たちと立ち上げたのがサンバゾン(SAMBAZON)だ。彼らは持続可能なアグロフォレストリー農法を通じて高品質なアサイーを北米へ輸出し、世界的なカルチャーへと押し上げた。
日本国内においてその土台を築き上げたのは、株式会社フルッタフルッタに他ならない。アマゾン原産の最高濃度規格「グロッソ(GROSSO)」のアサイーピューレを安定して国内の外食シーンへ届ける流通網を構築し、本物の味を日本に根付かせた。私たちが今日カフェで口にする濃厚でモッタリとした質感のベースは、これら先駆者たちによる厳格な品質管理とコールドチェーンの確立によって支えられている。