アルコール度数の標準値を見ると、日本酒は15度前後、焼酎は20度〜25度が一般的です。蒸留酒である焼酎は製造直後の原酒段階では約37〜40度前後の度数があり、加水調整されて出荷されます。
「日本酒と焼酎はどちらが酔いやすいのか」という疑問に対しては、飲むペースと摂取する純アルコール量が実際の酔い具合を決定づけます。日本酒は原液のままストレートや冷酒で飲むケースが多く、口当たりがまろやかで甘みもあるため、自覚のないままハイペースで飲んでしまい「後から急に酔いが回る」と感じやすくなります。一方、焼酎は水割りやお茶割りにして度数を10度前後に下げて飲むスタイルが定着しているため、コントロールがしやすい側面があります。
翌朝の「二日酔いの重さ」に関しては、アルコールに含まれる微量成分(コンジナー/不純物)の量が深く関与します。醸造酒である日本酒には、発酵過程で生じるアミノ酸や有機酸、フーゼル油といった副生成物が豊富に含まれており、これが豊かな旨味をもたらす反面、肝臓での分解工程が多くなり、過剰摂取時に二日酔いを感じやすくなる要因となります。
一方、蒸留工程を経る焼酎はコンジナーの含有量が非常に少なく、体内で素早く代謝されやすい構造を持っています。このため、「適量を守って飲めば焼酎のほうが翌日に残りにくい」と言われるのは科学的にも理にかなった事実です。