Q1:なぜスピードスケートのスーツは直立したときに背中が丸まって窮屈そうなのですか?
A1:滑走時の深い前傾姿勢(クラウチング姿勢)に合わせて立体裁断されているためです。立った状態で快適に作ってしまうと、前傾姿勢をとった際に腹部や胸元に生地の余り(シワ)が生じ、大きな空気抵抗になってしまいます。そのため、前傾姿勢をとった瞬間に最もフィットする設計になっています。
Q2:スーツの中に下着を着ないと透けたり擦れたりしないのですか?
A2:透け防止加工や摩擦防止インナーがスーツ自体の内部構造に組み込まれているため、透ける心配はありません。また、選手の多くは段差や縫い目のない超薄型の専用シームレスショーツを着用しており、摩擦による皮膚トラブルを防ぐ対策が徹底されています。
Q3:ショートトラックのスーツとは何が違うのですか?
A3:ショートトラックは集団で狭いリンクを滑り接触が多いため、全身に防刃素材(ケブラー等)がより強固に張り巡らされており、ヘルメットも外付けの頑丈なものを着用します。一方、スピードスケート(ロングトラック)はセパレートコースでのタイムトライアルが基本となるため、防刃性を保ちつつも空気抵抗の極限低減と軽さに特化したフード一体型の構造になっています。