大野智がグループの活動休止を切り出したのは、2017年6月中旬のことでした。当時の会見で語られた「2026年をもって自分の嵐としての活動を終えたい」「自由に生きてみたい」という言葉の背景には、十代のデビュー以来20年以上にわたってトップアイドルとして走り続けた重圧と葛藤がありました。
歌やダンス、バラエティ番組、ドラマの主演、さらには過密なコンサートツアーと、息をつく暇もないスケジュールの中で、彼は常にグループのリーダーとしての責務を果たしてきました。しかし、40歳という人生の節目を目前に控え、「何者でもない自分に戻る時間」を強く欲したのが活動休止の真の理由です。
特筆すべきは、大野自身がグループの解散や自身の事務所退所を頑なに望まなかった点です。「嵐という宝物」を守るため、メンバーと幾度となく本音で話し合いを重ねた結果、グループとしての活動を一度止め、メンバーそれぞれの人生を尊重する「活動休止」という誠実な選択肢に着地しました。一部で囁かれた「大野くん退所・引退説」は事実ではなく、嵐という母港を残したままの休暇期間であることが今もなお証明されています。