SNS上での創作コミュニティにおける存在感も圧倒的だ。日本国内にとどまらず、アジア、欧米、南米のクリエイターたちが連日ハッシュタグを賑わせている。文化圏によって解釈や色彩感覚が異なる点も非常に興味深い。
東アジアのクリエイターによる透明感あふれる水彩調の描写、欧米のアーティストに見られるサイバーパンク調の重厚なライティング、あるいは北欧のミニマリズムを思わせるグラフィックデザイン的アプローチ。渚カヲルという一つの存在が、世界中の文化と言語の壁を超えたクリエイティブな「共通言語」として機能している事実は、現代のデジタルアートシーンにおける特筆すべき現象といえる。