アルコールを控える「ソバーキュリアス」の潮流は2026年、単なるライフスタイルの選択肢を超えて食文化の主流へと定着した。それに伴い、最高級レストランのソムリエたちが熱い視線を注ぐのが、コンプレックスな香気成分を持つ高級日本茶だ。
ミシュラン三つ星を獲得しているフランス・リヨンのあるレストランでは、メインディッシュの鴨胸肉のローストに対し、冷製抽出した棒茶をワイングラスで提供している。ソムリエは「ワインに匹敵するエレガントな余韻と、繊細なタンニンのバランスが肉料理の旨味を飛躍的に高める」と絶賛する。かつて日本の一地域で楽しまれていたローカルな味わいが、世界中のトップシェフたちの創造力を刺激している。