どれほど素材や構造が優れていても、「完全放置」はトラブルの元となる。都内の皮膚科専門医は、つけっぱなしスタイルを楽しむ上での最低限のケアについてこう注意を促す。
「どんなに低刺激な素材であっても、皮脂や石鹸のカス、剥がれ落ちた角質がホールの隙間に溜まれば、雑菌が繁殖して炎症や悪臭の原因になります。『外さなくていい』とは『お手入れをしなくていい』という意味ではありません。」
推奨されるケアはきわめてシンプルだ。入浴時にシャワーのぬるま湯を耳元に当て、石鹸泡を乗せて優しく洗い流すだけで十分。洗髪後はドライヤーの冷風で耳の裏までしっかり乾燥させることが、皮膚のふやけや菌の発育を防ぐ鍵となる。