うさぎのしっぽは、耳や鼻の動きと並んで感情をダイレクトに表現する重要なパーツです。感情ごとの代表的な動きを押さえておくと、愛兎とのコミュニケーションが劇的に深まります。
犬がしっぽを振るときは喜びの表現として知られますが、うさぎがしっぽを左右に素早く振る場合、「強い興奮」「抗議や苛立ち」あるいは「求愛行動」の意味合いを持ちます。ケージに戻された直後に振るなら「まだ遊びたい!」という不満のサイン、飼い主の足元を回りながら振るなら「構ってほしい、大好き!」というアピールです。
一方、しっぽをピンと真上に立てているときは、好奇心や警戒心が高まっている証拠です。野生のうさぎは危険を察知した際、しっぽを跳ね上げて裏側の白い毛を露出させます。これは仲間に危険を知らせる「フラッシュシグナル」の役割と、捕食者の視線をしっぽの白に引きつけて致命傷を避ける攪乱(かくらん)の役割を果たしています。反対にお尻を床に押し付けてしっぽを硬く閉じているときは、強い恐怖や服従を感じている合図です。