ドレンホースを通るのは、単なる綺麗な水ではありません。エアコン内部で発生する結露水には、空気中から吸い込んだハウスダスト、ペットの毛、タバコのヤニ、油煙、そして熱交換器に付着したカビや雑菌が大量に含まれています。
これらがドレンホースの内部を通過する際、水分と混ざり合って「スライム状のヘドロ汚れ」へと変化します。このドロドロとした汚れがキャップの格子部分に徐々に堆積し、フェルト状の膜を形成して完全に排水を遮断してしまうのが、エアコンのドレンキャップにカビやホコリが詰まる根本的な原因です。
水漏れが発生する前には、いくつかの初期症状(サイン)が現れます。
- エアコンの吹き出し口から生乾きのようなカビ臭・腐敗臭が漂う
- 冷房の効きが悪くなり、風と一緒に霧のような微小な水滴が飛んでくる
- 室外機のドレンホース先端からポタポタと水が出てこない(冷房運転中にもかかわらず乾燥している)
- エアコン本体の底面や壁際が湿っている
特に夏本番の猛暑日に冷房を連続運転すると結露水の量は1日に数リットル〜十数リットルにも達するため、サインを見逃すとあっという間にドレンパンから水が溢れ出します。