安倍晋三の父・安倍晋太郎とは?首相目前で散った悲運のプリンス

安倍晋三の父・安倍晋太郎とは?首相目前で散った悲運のプリンス

安倍晋三の父・安倍晋太郎とは?首相目前で散った悲運のプリンスについて専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

総理総裁の椅子に最も近い男と誰もが信じて疑わなかった晋太郎氏でしたが、その政治生命は残酷な運命に阻まれます。1987年の中曽根後継争い(中曽根裁定)において、盟友であった竹下登に総理の座を譲る形となり、「次は安倍晋太郎」という密約が交わされたと囁かれていました。

しかし、政権獲得の好機を目前にした1989年、晋太郎氏の体を病魔が襲います。胆石の緊急手術を受けた際に見つかった安倍晋太郎の死因は「すい臓がん」でした。当時は本人への確定告知はなされず、過酷な闘病生活を余儀なくされます。

病に侵され激痩せしながらも政治への執念を失わず、1991年4月には来日したソ連のゴルバチョフ大統領との会談に臨むなど、命を削って外交の舞台に立ち続けました。しかしそのわずか1カ月後、1991年5月15日、総理就任の悲願を果たせぬまま67歳の若さで急逝。昭和から平成への転換期における最大級の悲劇として、政界に深い衝撃と惜別の念を残しました。

清水 千尋
Author

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。