一方、記録の公認という観点において、長らく象徴的な存在であり続けたのが呂超だ。2005年、彼が達成した6万7890桁の暗記記録は、24時間4分という途方もない時間をかけて達成された。ギネス世界記録公式サイトには、その厳格な認定ルールが詳細に記録されている。発声の間隔が一定秒数以上開いた時点で即座に失格となる過酷なルールのもと、誤りはただの1桁も許されない。
極限状態でのプレッシャーは想像を絶する。呂超は挑戦中、喉の乾きや水分の補給タイミングまで計算し尽くして挑んだという。ギネスが求める「客観的証明」の壁は高く、だからこそ公認記録として刻まれたその数字には特別な価値が宿る。