ロサンゼルスで生まれた新田真剣佑と、その4年後に誕生した弟の眞栄田郷敦。ふたりに対する母・玉美さんの教育情熱は並々ならぬものがあった。幼少期から極真空手やレスリング、水泳、さらにはピアノやフルートといった音楽教育に至るまで、文武両道を徹底させたのは彼女の強い意向だったと言われている。
家庭内では徹底して日本語でのコミュニケーションを重んじる一方で、現地の学校ではネイティブレベルの英語力を身につけさせた。ハリウッドという多文化が交錯する環境の中で、日本の伝統的な礼儀作法や他者への敬意を徹底的に叩き込んだのは母の存在である。現在のふたりが見せる圧倒的なパフォーマンスと誠実な佇まいは、幼少期の家庭環境と母の厳しい情熱によって作られたものだ。