50代・60代のミドル・シニア層が持つノウハウや人的ネットワークが、地方企業にとって喉から手が出るほど欲しい宝の山となっている。大手企業で磨かれたマネジメントスキルやマーケティングの知見は、経営資源に限りのある地方中小企業にとって強力な成長エンジンとなり得るからだ。
定年後の再雇用という受動的な枠組みを飛び出し、自身の強みを最も活かせる地方企業へ転職する「ポジティブな攻めのセカンドキャリア」が増加している。経験豊かなベテラン人材が現場に入り、若手社員の育成や組織改革を推進することで、地域企業の組織体質が劇的に若返る現象すら起きている。