Q1:大谷翔平の2回目の手術は「トミージョン手術」ではないのですか?
A1:広義には肘靭帯の手術全般を指して呼ばれることもありますが、厳密には従来の腱移植によるトミージョン手術とは異なり、自身の組織修復に「インターナルブレース(人工テープ)」による補強を組み合わせたハイブリッド型の修復手術です。
Q2:2回目の肘手術を受けると球速や投球パフォーマンスは落ちますか?
A2:かつては2度目の肘手術からの復帰は困難とされていましたが、医療技術とバイオメカニクスの進歩により、近年は球速・キレともに以前と同等以上の水準で復帰する投手がメジャーでも増加しています。大谷も術後の投球再開時から順調に150km/h後半〜160km/h台をマークするなど、パフォーマンスの低下は見られません。
Q3:なぜ手術後すぐに打者として出場できたのですか?
A3:右投げ左打ちである大谷の場合、スイング時に最も強い牽引ストレスがかかるのは「左肘の内側」と「右肘の外側(圧迫)」です。今回手術した「右肘の内側側副靭帯」は投球時に最大の負荷がかかる部位であり、左打席でのバッティング動作においては靭帯にかかる負荷が比較的小さいため、打者としての早期復帰が可能でした。