デビュー当初は「父との共演はまだ早い」と距離を置いていた寛一郎ですが、着実に実績を積み重ねたことで、ついにファン待望の佐藤浩市との親子共演が実現します。記念すべき初共演となったのは、2026年公開の阪本順治監督作品『一度も撃ってません』でした。
現場での二人は、甘えを許さないプロ同士の緊張感に包まれていました。佐藤浩市は息子を一人の若手俳優として扱い、過度なアドバイスを控えることでリスペクトを示しました。寛一郎もまた、大先輩である父の圧倒的な芝居を目の当たりにし、表現者としての基準の高さを肌で体感したと明かしています。
さらに2026年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、佐藤浩市が上総広常役、寛一郎が源頼家の次男・公暁(こうぎょう)役を演じ、直接の絡みこそなかったものの同じ大作を彩る存在として大きな話題を呼びました。二世という逃れられない宿命を正面から受け止め、父の背中を追いながらも独自の境地を切り拓いています。