なぜ高い志を持っていたはずの知識層の若者たちが、これほどまでに過激な暴走に至ったのか。浅間山荘への立てこもりに至る過程で発覚した「山岳ベース事件」の凄惨な実態は、今なお強い衝撃を与え続けている。
「総括」と称する自己批判の強要により、12名もの仲間が凄惨な暴行を受け命を落とした。密室化した閉鎖空間の中で集団の同調圧力が極限まで高まり、仲間同士が疑心暗鬼に陥って死に至らしめる過程は、心理学や社会学の分野でも長年研究されている。2026年の現在においても、ネットコミュニティにおけるエコーチェンバー現象や集団の過激化メカニズムを読み解く鍵として、連合赤軍の内部崩壊プロセスは改めて強い関心を集めている。