久米夫妻には子供がいません。これは何らかのアクシデントではなく、結婚当初から二人で話し合って決めた「あえて子供をつくらない」という自発的なライフスタイルでした。
現代でこそ「DINKs(ディンクス)」という生き方は広く認知されていますが、昭和の時代にこの選択を貫くことには周囲からの無理解や葛藤もあったはずです。しかし二人は、「夫婦ふたりで人生を豊かに生き切る」という確固たるポリシーを共有していました。
休日には二人でドライブや旅行を楽しみ、自宅では共通の趣味である読書や映画に親しむなど、恋人同士のような距離感を保ち続けてきた二人の関係性は、多くの読者にとって理想的なパートナーシップの形として映っています。