平手友梨奈に対して「態度が冷たい」「扱いにくい」といったネガティブなイメージを持つ人が一部にいる背景には、欅坂46時代に確立された強烈なパブリックイメージがあります。『サイレントマジョリティー』や『不協和音』など、社会や大人への反骨心をテーマにした楽曲において、平手友梨奈はグループの絶対的センターとして妥協のない表現を追求し続けました。
音楽番組やライブで見せる一切の笑顔を封印したシリアスな表情は、楽曲の世界観を完璧に表現するための「憑依型パフォーマンス」に他なりませんでした。しかし、画面越しにその姿を見た一部の視聴者が「不機嫌なのではないか」「アイドルなのに愛想がない」と受け取ってしまったことが、誤った評判が広まる発端となったのです。
さらに、10代半ばという若さでグループの重責を一身に背負い、プレッシャーと闘っていた時期の張り詰めた空気感が、外からは「近寄りがたいオーラ」として映ってしまった側面もあります。当時の平手友梨奈の態度の真相は、不遜さからくるものではなく、作品に対する極限までの誠実さと集中力の表れだったと言えます。