現在、全国的に広く歌われている標準的な歌詞は以下の通りです。
「かごめ かごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面だあれ」
この歌詞が全国共通のものとして定着したのは昭和初期(1930年代以降)のラジオ放送や教科書編纂以降のことであり、江戸時代から明治期にかけては地域ごとに全く異なるバリエーションが存在していました。
江戸中期の文献に記された記録では、「かごめかごめ」ではなく「かごめ」の語頭の繰り返しがなく、結びの歌詞も「後ろの正面」ではなく「小鍋に蓋しろ」「酒買いに来い」といった日常的な掛け声で終わるものが多数派でした。千葉県野田市周辺が発祥地の一つとされていますが、各地の子どもたちが口承で受け継ぐ中で、語呂合わせや土着の言い回しを取り込みながら現在の形へと変化していった歴史があります。