ドラマチックな大恋愛や強いメッセージ性を前面に出す従来のヒット曲とは異なり、肩の力を抜いた都市のチルな空気感と、少しの寂しさを描いた楽曲がシーンの主流となって久しい。このトレンドの先頭を走ってきたフレーズは、今後のポップミュージックの進路をも提示している。
熱狂的でありながらどこか冷静で、身近でありながら掴みどころがない。そんな現代的な感性が、今後の音楽制作やカルチャー全般にどのような影響を与えていくのか。夜の静けさの中でリフレインするメロディを聴きながら、私たちはこれからも、まだ見ぬ誰かの「掴めなさ」に思いを馳せ続けるのだろう。 (出典: 全然 掴め ない 君 の こと(Yahoo!ニュース))