1991年、三井のリハウスのCM「白鳥麗子」役などで国民的人気を誇っていた宮沢りえさんがヌード写真集を出すというニュースは、日本全国に凄まじい衝撃を与えました。撮影当時の宮沢りえさんの当時の年齢はわずか18歳。トップアイドルが裸体を披露するなど考えられなかった時代において、そのニュースは連日ワイドショーのトップを独占しました。
版元となったのは、それまで語学書や学術書を中心に手掛けていた朝日出版社でした。定価4,500円という当時としては破格の高額設定だったにもかかわらず、予約だけで数十万部が殺到。最終的な累計発行部数は150万部を突破しました。
この数字は、オリコン等の集計を含めた写真集の歴代売上ランキングにおいて現在も破られていない不滅の金字塔です。男性ファンだけでなく、多くの女性層がその芸術的な美しさに魅了されて購入した点も、従来のグラビア写真集とは一線を画す特徴でした。