日本語歌詞の中でも特に印象的なのが「ファはファイトのファ」と「シは幸せよ」のフレーズです。当時としては比較的新しい外来語だった「ファイト」を取り入れた背景には、戦後復興を経て成長する日本の子どもたちに「どんなときも元気に立ち向かってほしい」という力強いエールが込められていました。
さらに、音階の締めくくりとなる「シ」に「幸せ」を当てはめた構成も見事です。音階が駆け上がった最後の頂点で「幸せ」と歌い上げ、そこから再び「さあ歌いましょう、ドレミファソラシド」と冒頭のドへ戻っていく構成によって、歌う人すべての心が満たされるようなポジティブなエネルギーが生まれる仕組みになっています。