しかし、美しい景色や新しいカルチャーの裏側には、深刻な現実も横たわっている。近年の地球温暖化による海水温の上昇は、柏崎の生態系にも確実に影響を与えている。かつて豊富だった海藻類が減少し、いわゆる「磯焼け」の現象が各地で確認されているのだ。
さらに、冬場の強い季節風と波の浸食により、砂浜が年々減少しているエリアもある。地元の保全団体は、テトラポットの設置といった従来のハード面での対策に加え、アマモの植樹などソフト面からのアプローチを急ピッチで進めている。この海を次の世代にどう残すか、いま正念場を迎えている。