老舗ブランドの権利を取得した後、松村氏が断行したのは、単なる商品の改良にとどまらなかった。社名そのものを「Hazuki Company株式会社」へと変更し、自らのアイデンティティをこの拡大鏡一本に賭けるという強い意思表明を行った。
それまでのメガネ・拡大鏡光学機器業界は、地味なシニア向け用品として商品を安売りするデフレの渦中にあった。しかし、Hazuki Company株式会社はその流れに真っ向から反旗を翻す。デザイン性を徹底的に高め、割れない耐久性を実証し、プライドを持てるプレミアム商品としてのポジショニングを確立したのだ。