順天堂の真骨頂は、やはり6つの附属病院を擁する巨大な医学的基盤にある。単なる運動科学にとどまらず、スポーツ整形外科、内分泌学、精神医学、さらには栄養学との密接な連携が日常的に行われている点は、他の追随を許さない絶対的な強みだ。
たとえば女性アスリート特有のコンディショニング問題や、長期的キャリアを支えるメンタルヘルスケアなど、従来は個人任せにされがちだった繊細な領域に対しても医学的エビデンスに基づいた解を提示。さらに、高齢化が一段と進む日本社会において、運動が生活習慣病予防や認知機能維持に与える影響についての臨床研究は、各自治体や医療機関からも極めて重要なデータソースとして重宝されている。