このクラフトが世界的なブームへと上り詰めた最大のきっかけは、新海誠監督が手がけた歴史的大ヒット作、アニメーション映画『君の名は。』の存在だ。作中でヒロインの宮水三葉が髪を結うために使っていた鮮やかな赤基調の紐は、物語のキーアイテムとして強烈な印象を残した。
「時間と空間を結びつける」という象徴的なメッセージとともに描かれたその姿は、映画を観た多くの観客の心を捉えた。公開から時間が経過した現在でも、聖地巡礼や作品への愛着から「自分であの赤い紐を再現してみたい」と考えるファンが後を絶たない。ファンアートの一環として始まった自作の試みは、いまや一つのライフスタイル文化へと昇華している。