ローソンのマチカフェ抹茶ラテが他チェーンの追随を許さない最大の理由は、「素材への徹底的な設備投資と老舗茶舗との協業」にあります。単なる粉末清涼飲料の域を脱し、カフェラバーを唸らせる仕立てには明確な根拠が存在します。
第1の理由は、宇治の老舗茶舗による監修茶葉のブレンド技術です。ローソンはこれまで、天保7年創業の京都・宇治「森半」や、名門「辻利一本店」といった日本屈指の老舗と幾度もタッグを組んできました。単一の抹茶では熱やミルクの脂肪分に香りが負けてしまうため、一番茶をベースに苦味と旨味のバランスをミリ単位で計算した専用パウダーを開発しています。
第2の理由は、マチカフェが誇る「生乳100%」へのこだわりです。一般的なコンビニのカフェマシンが乳脂肪分を調整したポーションや粉末乳を使用することが多い中、ローソンは各地域の酪農家から届く新鮮な生乳を使用しています。この生乳本来の自然な甘みが、抹茶が持つ特有の渋みや旨味を力強く引き立てています。
第3の理由は、注文ごとにミルクをスチーム・抽出するライブ感です。作り置きのチルドカップ飲料とは異なり、マシンから注がれるきめ細やかなフォームミルク(ホット)や冷えた生乳(アイス)がその場で抹茶と合流することで、立ち上る香りの鮮度が劇的に変化します。