1分1秒の遅れが、生死を分ける。水戸医療センターが今年本格始動させた「スマート救急システム」は、これまでの常識を覆すものだ。ドクターヘリや救急車から送られてくる患者のバイタルデータを、搬送中にAIが解析。病院に到着した瞬間には、最適な治療チームがすでにスタンバイしている。無駄な待ち時間はゼロだ。
「これまでは病院に着いてからの検査に時間がかかっていた。しかし、このシステムのおかげで初期治療への移行が圧倒的に早くなった」と、現場の救急医は語る。近隣の医師会とのネットワークも緊密になり、地域全体で患者を支える体制が整いつつある。