今回の事態は、一サークルの不祥事にとどまらず、日本の高等教育・大学運営全体に対する重大な問いを投げかけている。自主性を尊重するあまり、サークルの実態を把握できていなかった大学側の管理体制には、組織としての危機管理・ガバナンスの欠如という批判が集中した。
文部科学省も全国の大学に対してサークル活動における指導徹底の通達を出すなど、行政を巻き込んだ波紋は広がっている。学生の課外活動における自由と、大学としての監督責任をどこで線引きすべきなのか。従来の「放置型」ガバナンスが限界を迎えていることは疑いようがない。