彼女のキャリアの原点を語る上で欠かせないのが、フジテレビジョン在籍時代と、一時代を築いた報道番組「ニュースJAPAN」での活躍だ。深夜の報道番組でありながら高い視聴率を誇り、彼女の洗練された佇まいと情熱的な語り口は、視聴者を魅了してやまなかった。
当時のスタジオ裏では、秒単位の緊張感が漂っていた。本番直前まで原稿の表現を練り直し、海外からの緊急ニュースには自ら英語で一次情報に当たり取材を重ねる日々。アナウンス・メディア業界において、単なる原稿読みにとどまらない「報道の当事者」としての強い責任感を培ったのは、まさにこの過酷な現場であった。