固定式のレールを取り付ける際、最大の勝敗を分けるのが「壁の裏側」の確認だ。日本の住宅の多くは、石膏ボードの奥に木製の柱(間柱)が配置された構造になっている。石膏ボード自体にはネジを留める保持力がほとんどないため、直接ネジを打ち込んでもすぐに抜け落ちてしまう危険がある。
ここでプロが必ず使用するのが、針を刺して木下地を探し当てる「下地探し どこ太」などの専用探査ツールだ。壁に刺してカチッと手応えがあれば、そこに頑丈な柱が存在する証拠となる。どうしても下地がない場所にネジを固定しなければならない場合は、「石膏ボードアンカー」と呼ばれる補強プラグを事前に埋め込むのが鉄則だ。このひと手間をかけるだけで、ぐらつきのない頑丈な設置が実現する。